SSブログ

フライバード復活記 その6

AB型の特徴の一つピラミッド型オレオフォーク
153.JPG


148.JPG

この部分がグリスを保持するタンクになっていた

カタログによると左右のフォークの振動を一点に集中させハンドルに衝撃を伝えないとされている
152.JPG

アンダーブラケットには重大な折損
151.JPG

この車体には車体番号が存在しない

試作車ではないかと憶測が立つがそのわりには使い込まれている

1953年に名古屋TTレースが開催された時 土井産業はTN AB ACの三台を出走させるがどれもフレームや
足回りにダメージを追って何とかゴールするも時間超過で失格となる

車体番号が無く足回りに折損があるだけで出走車輌と断定など出来るはずも無いがこのタイムマシンは
夢を見させてくれることは確かである
214.JPG

本来は鉄鋳物だが復元コストがかかりすぎる為独自の発想で進めていく事にした
216.JPG

まずディテールにしたがって展開した部品を造っていく
217.JPG

簡易な物だが治具に預け各座標を正確に狙う
218.JPG


219.JPG


220.JPG

溶接したビードを手仕事で消していく
235.JPG

ほぼ完成
239.JPG

裏側のリブもオリジナル同様再現した

後これを型に鋳造してもよいだろうが今回はこういった感じ
241.JPG

ブレーキペダルは延長されていた
201.JPG

かなりオリジナルは短いデザインなので踏みにくかったのであろう
203.JPG

いったん切り離して再度溶接し元のデザインに習う
204.JPG

ほとんど干物と化したシート
91.JPG

裏地が布製
261.JPG

キッチリ再現する
262.JPG

シートベースのスプリングも何本か無くなっていたので巻きなおした
263.JPG

完成したシート
260.JPG

つづく
nice!(1)  コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。